書籍『7日間で突然頭がよくなる本』5日目
頭がよくなる=モノゴトの本質をつかむ方法をマスターする!という本
5日目|言葉を膨らませ、対象となる言葉を分析
4日目は以下のように終わった。
5日目は言葉を膨らませ、対象となる言葉を分析する。
4日目は、100通りのものの見方で頭をほぐした。
書籍『7日間で突然頭がよくなる本』4日目 - イクメン 社長 S @渋谷区 ブログ
5日目は、対象の言葉の意味を膨らませていく。
なぜ、言葉を膨らませて分析するのか?
それは、相対化(複数の姿を読み取ること)ができていないと、本質がつかめないためだ。つまり、対象の1面しか知らなければモノゴトの本質にたどり着けないということ。
そこで対象となる言葉を膨らませて分析する。これによって、その言葉をさまざまな角度から見ることができ、対象の意味がより鮮明となる。意味が鮮明になればなるほど性質も明確に浮かび上がり、対象を相対化できるというわけだ。
言葉を膨らませる3つの方法を解説
- 類似語|言葉の家族を探せ
- 関連語|言葉の仲間を探せ
- 対 比|言葉の敵を探せ
① 類似語|言葉の家族を探せ
対象となる言葉と類似する概念を挙げ、類似する言葉から、対象となる言葉の意味を明らかにする。
類似語の挙げ方を3つ紹介。
言い換える
できるだけ簡単な言葉や身近な例で対象となる言葉を言い換えることが、ポイント。
例|リンゴ
- 梨に似たもの
- 球体
辞書を引く
対象の言葉を辞書で調べる。さまざまな意味が載っているので、自分が知らない意味と出会える。
例|哲学
- 世界・人生などの根本原理を追求する学問
- 各人の経験に基づく人生観や世界観
- モノゴトを統一的に把握する理念
対象の語源に着目して辞書で調べる。誰かがあるものを名付けるのにはそれなりの理由があるため。
例|hotelとhospital
- 同じラテン語の "hospes(もてなす人)" に由来
教養を養う
人間の感覚や行為は非常に繊細で、少し違うと、それはもう異なる感情・異なる行為となるため、常日頃から教養を身につけておくことが必要。
例|感覚、行為、事象
② 関連語|言葉の仲間を探せ
対象となる言葉と関連する概念を挙げ、関連する言葉から、対象となる言葉の意味を明らかにする。
マインドマップ
関連する言葉を探すのには、マインドマップが有効。
例|リンゴ
- リンゴといえば赤い、赤いといえば目立つ、目立つといえばロゴマーク。
マインドマップに求められることは想像力。想像力の鍛え方として、無茶振り千本ノックを紹介。
無茶振り千本ノックとは、「お笑いなどで急に無理な前振りをしてそれに関連したことを言わせて笑いを取る無茶振り」を多くこなすことで想像力を鍛える方法。
AとくればBというような論理的つながりを考えている時間はなく、論理をすっ飛ばし瞬時に関連性を探さなければならず、意外なところから関連性を見つけ出すよい訓練になる。
例|バナナ
「バナナお好きですよね?」と急に言われても「はぁ・・・」としか答えようがない。ところがこれが無茶振りだとすると、バナナに関連する何かを答えて笑いを取る必要がある。
この際の思考回路はどうなっているかというと、、、
「バナナって何?」「特徴は?」「言いまこの状況とどう関係ある?」そんなことが頭の中を渦巻いている。しかし瞬時に「バナナには芯がない」「自分にも芯がないといえば自虐的で笑いを取れるな」と判断。そして「そんな芯のない人間に見えますか?」などと反応する感じ。
③ 反対の言葉(対義語・反対語・反意語・反義語)|言葉の敵を探せ
反対の言葉(対義語・反対語・反意語・反義語)を挙げ、対比によって対象となる言葉の意味をより明らかにする。
反対の言葉を挙げる
反対のもの(対義語・反対語・反意語・反義語)を挙げると、対比によって違いが鮮明になり、性質が明確に浮かび上がる。「この言葉にとって、反対の意味の嫌な奴はだれか?」と、敵を探すという気持ちで探すと反対の言葉を出しやすい。
例|リンゴ
- 色|赤に対し、白、黒、透明
- 形|球体に対し、立方体、多面体、形がない
- 性質|食べられるに対し、食べられない
- 性質|目立つに対し、目立たたない
図解で全体を見渡す
線と矢印を活用した分かりやすい図解で、全体が見渡せる。
- ー|類似語|言葉の家族
- →|関連語|言葉の仲間
- ↔|反対 |言葉の敵
まとめ
5日目は言葉を膨らませ、対象となる言葉を分析した。
6日目は論理的な整理について。