書籍『プロカウンセラーの共感の技術』
共感する技術の本。
スタート地点
共通の体験をしていたとしても、その体験は一人ひとりユニークなもの。
究極的には、私たちは一人ひとり別々の存在であり、決して誰にも分かることことなどできない独自の存在。
誰しも、みな一人。
それが、共感のスタート地点。
共感とは
共感とは
「相手が感じているのと同じ感情を具体的にそっくりそのまま感じること」ではない、
「人と人とが関わり合い、互いに影響し合うプロセス」である。
であるから、ただ相手とぴったり同じ気持ちになることをさすわけではなく、むしろ、互いの心の響き合いを感じながら関わっていくプロセスであり、それを促進していくための注意の向け方や表現のあり方などを差すもの。
プロセス
- 受容
「ありのままでいい」と価値判断する現状肯定ではない。
「現状はこうなのだ」という、認識だけ。 - 共感
「感じる」受動的なものは中核であるが、それだけでは足りない。
感じた共感を「表現」する能動的なものも、同時に必須。 - 変化促進
「一緒に考えよう」
共感してもらう3つの質問
共感するとは逆の共感してもらいたい場合、このプロセスが活用できるのではと感じた。
以下質問をすることで共感してもらえるかも。
- 受容 recognize the fact
「ありのままでいい」と価値判断する現状肯定ではない。
「現状はこうなのだ」という、認識だけ。
Q, あなたはいつも〇〇をどうしていますか? - 共感 feel & out
「感じる」受動的なものは中核であるが、それだけでは足りない。
感じた共感を「表現」する能動的なものも、同時に必須。
Q, あなたはそれをどう感じていますか? - 変化促進 act
「一緒に考えよう」
Q, あなたは本当はどうしたいですか?一緒に考えませんか?