書籍『「聞く技術」が面白いほど身につく本 』
「聞く」技術が書かれている書籍の中で、一番のおすすめ。
最近、「聞く」能力向上のため、複数の書籍を読んでいる。
本書が一番かと。
聞いてもらうことの快楽
聞いてもらうということには力=3つの効用がある。
カタルシス効果
聞いてもらうと、スッキリする。
バディ効果
聞いてもらうと、精神的な仲間を得られて心強くなる。
アウェアネス効果
聞いてもらうと、心の奥に埋もれていたものが見えてくる。
話が聞けない3つのタイプ
話を聞くと相手に喜んでもらえるとわかっていても、相手の話がきちんと聞けないにはわけがあるとのこと、その3つのタイプ。
- 聞くことより話すことのほうがエライと思っているタイプ
対応方法:考えを改める必要がある - 自身のストレスにより一時的に相手の話が聞けないタイプ
対応方法:自己肯定感を高める - 聞く技術や姿勢が身についていないタイプ
対応方法:技術と姿勢を身につける
話が聞けない理由を自分なりに考えてみた
私は 3 のタイプだと思う。
が、その上で話が聞けない理由として私が思ったことは、話を聞くということは聞く側に大きなストレスが生じるからではないかと。
前出の通り、話を聞いてもらうことにこれだけの快楽があるのなら、誰しも聞いてもらう側になりたいと願うはず。
その心を持ちながら聞く側になればストレスもたまる。つい、自らも話し始めて快楽を手に入れたくもなる。
それでも我慢して話を聞けということなら、聞いてもらう快楽を超えるメリットがなければ聞く側になれないし、ましてや自ら進んで「聞く技術と姿勢」を身につけようなどとは思わない。ということが、根源的な理由なのではと感じた。
聞く側のメリット
そこで、聞く側のメリットを考えた。
- 情報が集まる
- 知識が広がる
- 人に対する理解が深まる
確かに多くのメリットがあるものの、聞いてもらう快楽を超えるのか?という点では1つ1つは弱い。
しかしながら、これらのメリットを合わせるといったいどんな状況になるのかというと、話を聞いてもらいたいという人が集まってくるのではと想像できた。
聞くことでしか手に入れられないものがある
私は起業しており、さまざまな立場の人と日々関わっている。
そんな私は究極の大事なこととは、技術や知識ではなく、人だと感じている。
人を引き寄せる力のことで、人徳とでもいうのだろうか。
その人徳を手に入れるためには、聞くということは唯一の手段なのではと思った。
聞いてもらう快楽と聞く負荷はトレードオフの関係性ではなく、全く別のもの。
そして、聞くことでしか手に入れられないものがあるため、聞くは不可避であると感じた。
今日のところはここまで。
続きは後日。